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1歩からの散歩

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散歩日記

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若宮社 大直禰子(おおたたねこ)神社 奈良県

若宮社・大直禰子(おおたたねこ)神社
所在地 ~ 奈良県桜井市三輪 (JR三輪駅から徒歩または、桜井駅・天理駅からバス便あり)
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大神神社二の鳥居方向から見た若宮社

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 明治の神仏分離までは大神神社の神宮寺,大御輪寺(だいごりんじ)で、現在は大神神社の摂社「若宮さん」として知られています。祭神の大直禰子命(おおたたねこのみこと)は大物主大神の子孫で、ほかに 少彦名命と活玉依姫命の二柱を配祀しています。崇神天皇の時代に国中で疫病が大流行した時、天皇の夢にあらわれた大物主大神の神託によって、茅渟県陶邑(現在の堺市)にいた大直禰子命が見出され、大神を祀る神主にされると疫病は治まり国が平和に栄えたとされます。祭神が大物主大神の子孫である事から若宮社とも言われています。

 桜井市聖林寺の、国宝十一面観音は、元々この神社に祀られていましたが明治の神仏分離で桜井市の聖林寺に奉安されています。また本殿は明治以前に神宮寺であった大御輪寺の本堂であったとされ、国の重要文化財に指定されています。

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鳥居に向かい右側にある「おだまき杉」です。
 『古事記』に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と活玉依姫(いくたまよりひめ)の恋物語が記されています。美しい乙女、活玉依姫のもとに夜になるとたいそう麗しい若者が訪ねてきて、二人は恋に落ち、どれほども経たないうちに姫は身ごもります。姫の両親は素性のわからない若者を不審に思い、若者が訪ねてきた時に赤土を床にまき、糸巻きの麻糸を針に通して若者の衣の裾に刺せと教えます。翌朝になると糸は鍵穴を出て、後に残っていた糸巻きは三勾(みわ)だけでした。さらに糸を辿ってゆくと三輪山にたどり着きました。これによって若者の正体が大物主大神であり、お腹の中の子が神の子と知るのです。この時に糸巻きが三巻き(三勾)残っていたことから、この地を美和(三輪)と名付けたということです。この糸がこの杉の下までつづいていたとの伝説があります。今は、枯れて切り株のみ残っています。

 
 鳥居をくぐります。
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 そして、左に安産の守護神「御誕生所社」があります。
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 この石に秘密があるのだと思います。御祭神は鴨部美良姫命です。大神神社内には、まだまだ大切な「石」があります。
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 右側には、「琴平社」です。
  本殿は、お寺のような感じです。そうですよね、お寺だったのですものね。
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 お参りさせていただいたあと、久延彦神社へ向かいたいと思います。
 
  


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by neldrip | 2021-08-24 23:36 | 散歩 | Comments(0)

by Hamasakuraye